我が家の資産形成の軸は「インデックス投資と高配当株」です。今回は、この2つをそれぞれ何のために持っているのか、その考え方を整理して書いていきます。
先に断っておくと、私は投資家でも専門家でもありませんし、この界隈においては初心者です。ここに書くのは、あくまで会社員が自分の頭で考えて、今のところこうしている、という一つのやり方です。「これが正解」というつもりはまったくないので、その前提で読んでもらえたら嬉しいです。
考え方の軸は「コア・サテライト戦略」

我が家のポートフォリオは、いわゆるコア・サテライト戦略で組み立てています。
- コア(土台)= インデックス投資。 資産の中心に置いて、長期でじっくり増やすパート。
- サテライト(衛星)= 高配当株。 コアの周りに添えて、今のキャッシュフローと分散を補うパート。
おそらく本来のコア・サテライト戦略でいうサテライトは、超過リターン(アルファ)や特定テーマへの集中を狙って、より高いリスクを取りにいく部分、という役割だと思います。ただ、我が家でいうサテライトは少し意味合いが違っていて、個別株で配当を狙いにいく役割を指しています。この記事では、その前提で読んでください。
あえて非効率な高配当株を持つ理由(目的の違い)
正直に書くと、資産の最大化だけを目指すならインデックス投資に全振りするのが定石と言われています。税金や資産効率を考えると、高配当株は資産の最大化には向かない投資だからです(この理由は後半の「リスク・デメリット」でも触れます)。
それでも我が家があえて高配当株に手を出しているのは、2つのお金に目的の違いがあるからです。
- インデックス投資 : 老後の生活を目的とした資金
- 高配当株投資 : 今の生活を豊かにすることを目的とした資金
「いつ使うお金なのか」で置き場所を分けている、というのが我が家の考え方の芯です。
そもそもインデックス投資とは
日経平均やS&P500、オルカンといった「市場全体の動きを表す指数」に連動する投資信託を買う方法です。指数まるごとに薄く分散されるので、銘柄を選ぶ手間がなく、低コストでほったらかせるのが魅力です。
高配当株が配当(インカム)を受け取るのが目的なのに対し、インデックス投資は資産そのものを大きく育てるキャピタル狙い。配当を出さずに再投資して複利で雪だるま式に増やしていくスタイルなので、10年・20年とじっくり寝かせる老後資金づくりのような長期投資と相性が良い、王道の手法です。
高配当株投資とは
配当をたくさん出してくれる企業の株を買って、定期的に受け取る配当(インカム)を狙う方法です。持っているだけでお金が振り込まれる感覚で、成果が目に見えやすいのが魅力です。
資産そのものを大きく育てるインデックス投資に対して、高配当株投資は日々の暮らしを支えるキャッシュフローを作るインカム狙い。株価の上下に一喜一憂しにくく、受け取った配当を再投資すればさらに雪だるまを大きくできます。「働かなくてもお金が入ってくる」流れを少しずつ育てられるので、FIREや第二の収入づくりと相性が良い手法です。
目的の背景|我が家の資産形成の状況
インデックス投資は夫婦のNISA口座を活用
我が家は、夫婦2人のNISA口座を毎年満額埋めています。私はS&P500に連動する投資信託、妻はMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(オルカン)に連動する投資信託を購入しています。
キャピタルゲインを狙う投資には、その利益がまるごと非課税になるNISA口座が非常に相性が良く、私たちはこのNISA口座で老後資金を作る計画にしています。
NISA枠を超えた余剰資金は高配当株投資へ
前段のとおり、インデックス投資はS&P500とオルカンにそれぞれ1:1で投資しており、その結果、外貨建ての資産がポートフォリオの多くを占めることになります。
やはり日本で暮らす我々にとっては日本円の資産も必要であること、そして高配当株は銘柄の選定が重要になることから、高配当株は日本の銘柄のみに集中させています。コアで海外に寄った分を、サテライトの日本株で少し引き戻す、というイメージです。
この戦略のリスク・デメリット
もちろん、投資なのでリスクはどこまでもついてきます。あくまで初心者の私が理解している範囲で、あえて挙げるなら次のようなものがあります。
- コアが海外株中心なので、為替(ドル)に大きく左右される。 S&P500もオルカンも実質的に米国を中心とした海外株で、円換算の評価額は為替の影響を強く受けます。円高が進むと、株価が上がっていても円ベースの評価額は伸び悩むことがあります。日本の高配当株である程度は補えますが、完全には相殺できません。
- 高配当株は資産効率で劣り、個別銘柄のリスクもある。 課税口座で受け取る配当には約20.315%の税金がかかり、複利で増やす効率ではインデックスに劣ります。さらに個別株なので、減配・業績悪化・株価下落のリスクがあり、銘柄選定や管理の手間もかかります。「利回りが高い=それだけリスクを織り込まれている」ことも多く、高利回りに飛びつく“配当の罠”にも注意が必要です。
- NISAの制度上の制約と、続けるメンタルの問題。 NISAは非課税な代わりに損益通算や繰越控除ができず、生涯投資枠にも上限があります。そして長期前提の戦略である以上、暴落局面でも淡々と積立と保有を続けられるかは結局のところ自分次第。いちばん難しいのは、決めた方針を途中でぶらさないことかもしれません。
投資は自己責任です。うまくいっている実感がある一方で、正解かどうかは誰にも分かりません。今後うまくいかなかったことがあれば、それも書いていきたいと思います。
まとめ
- 我が家はコア・サテライト戦略。コア=インデックス投資(NISAで運用/老後資金)、サテライト=日本の高配当株(今のキャッシュフロー+地域分散)。
- NISA(コア)は海外株中心になりがちなので、サテライトの日本株で全体のバランスを取っている。
- 目的が違うお金は、置き場所も分けて考えると整理しやすい、というのが今のところの実感です。
インデックス投資の詳しい中身や、高配当株の銘柄選びの基準・買い増しの判断プロセスは、別の記事でじっくり書いていく予定です。


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